ニッケル鉄電池の登場

 ニッケル鉄電池は、ニッケルカドミウム電池の問題点であった有害物質のカドミウムを使用しているという問題点を可決する電池として、1900年にアメリカの発明王エジソンにより発明されました。

 エジソンにより発明されたこのニッケル鉄電池は、ニッケルカドミウム電池より性能が劣ることから広い分野に普及するには至りませんでしたが、大電力を取りだすことができるためフォークリフトや電気式の小型運搬用車両などに現在でも使用されています。

 また、1980年代に行われた初期の電気自動車開発ではこのニッケル鉄電池が注目され、日産自動車などの試作車両に採用されましたが、1990年代に開発された、より性能の高いニッケル水素電池やリチウムイオン電池に置き換えられていきました。

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