GSユアサ、東武鉄道に1800kW出力の回生電力貯蔵装置を納入

 GSユアサは東武鉄道に1800kW出力(360kW×5ユニット)の回生電力貯蔵装置「E3ソリューションシステム」を納入したと発表した。

 E3ソリューションシステム(回生電力貯蔵装置)は、コンバータとリチウムイオン電池を1ユニットとして構成、5ユニットを並列接続して最大1800kW(ユニット当たり360kW)の電力を吸収・放出するシステム。

 今回納入されたE3ソリューションシステム(回生電力貯蔵装置)は、東武東上線の上福岡駅構内にある上福岡き電区分所に設置され、7月に運用を開始されている。
 
 電車の制動時に発生する回生電力をリチウムイオン電池に貯蔵し、電車の加速時に貯蔵した電力を供給することで電力を有効活用し、架線電圧を安定化させる機能を担っている。

 E3ソリューションシステム(回生電力貯蔵装置)の回生電力の有効活用による架線電圧の安定化は、電車の安全運行の確保を実現するとともに、電車使用電力量の削減による省エネルギー対策に有効な手段となる。東武鉄道は、新型車両導入や、ダイヤ変更によるピーク時の負荷増加への対応として、同システムを導入している。

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